【論文掲載】計画班B01代表の東北大学・野村准教授らの研究が,Chem.Comm誌に掲載されました.

2021.04.19

【論文掲載】計画班B01代表の東北大学・野村准教授らの研究が,Chem.Comm誌に掲載されました.

Iwabuchi, S., Kawamata, I., Murata, S., & Shin-ichiro, M. N. (2021). A large, square-shaped, DNA origami nanopore with sealing function on a giant vesicle membrane. Chemical Communications57(24), 2990-2993.

人工細胞・分子ロボットは,外部環境から分子情報を取り込む必要があります.今回,100nm^2の断面をもつDNAオリガミ管を用いた膜ナノポアを設計し機能させた.ナノポアを人工細胞モデルのリポソームに作用させると,親水性高分子が内部へ透過することが示された.このナノポアに4本のDNA鎖を追加することで,ポアを通過する分子のサイズ依存性が実現された.