計画班A01東北大学濵田省吾特任講師らの研究がmaterialstoday誌に掲載されました.
遺伝子配列が組み込まれたDNA物理ゲル(Meta P-gel)を開発し,これをセラミック素材と組み合わせました.DNA物理ゲルがセラミックの素焼き部分に吸着し,一方,釉薬を塗った部分にはつかない現象を利用することで,小さなパッド状に成形したDNAゲルを3Dプリントしたセラミックタイル上に配置することができます.そこでゲルからタンパク質を発現させ,濃度勾配やさまざまなパターンをつくりだすことに成功しました.将来的には,「生きた」建築材料としての応用や,バイオセンサー・薬剤スクリーニングなどにも用いられる可能性のある技術です.